フローリングが水浸しに?水漏れの原因や効果的な対処法を解説

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「家に帰ってきたら、フローリングが水浸しになっていた」
という経験をした方も いらっしゃるのではないでしょうか?

 

水を出しっぱなしにしていない場合でも、 水漏れによってフローリング が濡れてしまう
といった現象が生じることがあります。

 

そこで本記事では、フローリングが水浸しになった際の水漏れの原因や対処法、利用できる保険などを紹介します。
フローロングの水漏れにお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

フローリングで水漏れが発生する原因とは?

フローリングで水漏れが発生する原因には、さまざまなものがあります。
水漏れの原因によって対処法は異なるため、フローリングが水浸しになっていた場合は、まずは水漏れがどこから生じたのかを確認しましょう。

 

家のフローリングで水漏れが発生する原因には、以下のようなものがあります。

原因①家電

家電のなかには水を使うものが多いため、家電の故障や部品の破損などにより水漏れが生じる場合があります。

 

水漏れが起きることが多い家電は、洗濯機・エアコン・冷蔵庫などです。

洗濯機

大量の水を使う洗濯機は、水漏れが起きやすい家電の1つです。

 

水の給水に必要な蛇口のパッキンが破損することや、給水ホースが詰まることにより水漏れが生じることがあります。
また、蓋の位置が低く水が飛び出しやすいドラム洗濯機の場合は、部品の破損や接続部分の隙間から水漏れが生じるケースも考えられるでしょう。

 

給水ホースの破損や詰まりを防ぐためにも、洗濯機は普段から清潔な状態を保つようにして、少しでも異変を感じた場合は速やかに業者に連絡して修理することをおすすめします。

エアコン

エアコンも、水漏れが生じやすい家電です。
エアコンから水漏れが起きる原因にはさまざまなものがありますが、もっとも多い原因はドレンホースの破損や汚れによるものです。

 

家庭用エアコンには、水を排出するための「ドレンホース」と呼ばれるホースが付けられています。
このドレンホースが破損することや内部に汚れが溜まることにより、水が正常に排出できなくなり、結果としてエアコン本体から逆流した水が漏れてしまうのです。

 

また、ドレンホースの内部が汚れていない場合でも、ドレンホースの先端が上を向いていることや先端が潰れていることでも水漏れが生じる可能性があります。
ほかにも、フィルターの目詰まりによっては排水がうまくできなくなることや、配管から雨水が入ることが水漏れの原因になることも考えられます。

 

そのため、エアコンのメンテナンスを普段からこまめに行うようにして、水漏れや異音を感じた場合はすぐに業者に相談しましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫もエアコンと同様にドレンホースが付けられているため、ドレンホースが破損している場合や汚れが溜まっている場合には水漏れを起こすことがあります。

 

また、冷蔵庫には、冷却機能をコントロールするための「コンプレッサー」いう機器が付けられています。
このコンプレッサーが故障すると冷蔵庫の保冷機能が作用しなくなり、結果として冷蔵庫に入っている食品や氷が解けて水漏れが起きることが考えられます。

 

ほかにも、電気代の支払いをうっかり忘れていた場合や長時間の停電があった場合なども、冷蔵庫の保冷機能が働かなくなるため、水漏れが起こる可能性があります。
冷蔵庫のなかがあまり冷えていないと感じた場合は、 冷蔵庫が故障して水漏れを起こす可能性があるので、なるべく早めに業者に連絡したほうがよいでしょう。

原因②蛇口

水回りにある蛇口の部品が劣化・破損することで水漏れが起きる場合があります。

 

蛇口の主な種類には「ハンドル式」と「レバー式」の二種類がありますが、水漏れが生じた場合はそれぞれの種類で確認する箇所が異なります。

 

水漏れの原因のなかでも、ボトルが緩んでいるといった軽微なトラブルは個人で修理することも可能ですが、部品の交換が必要な場合は個人では対応することが難しいでしょう。

 

無理に修理をしようとした結果、部品を破損させてしまうことや、水漏れが悪化することもあるので、蛇口の水漏れは業者に依頼しましょう。

 

蛇口周りから水漏れが起きている場合は、それぞれ以下の箇所を確認してみてください。

ハンドル式の場合

ハンドル式の蛇口とは、冷水用と温水用のハンドルが1つずつ付いているタイプのことです。
ハンドル式の蛇口から水漏れが起きている場合は、まずは以下の部分を確認しましょう。

 

ハンドル式の蛇口から水漏れが起きた際に確認する箇所

  • ハンドルの付け根
  • 蛇口の先端
  • パイプの付け根
  • 偏心管と壁の隙間
  • 蛇口の取り付け部分

 

偏心管とは、蛇口本体と壁の中にある水道管を繋ぐ管のことです。

 

同じハンドル式の蛇口であっても、メーカーや製品によっては上記以外の箇所が原因で水漏れが起きる可能性もあるので注意しましょう。

レバー式の場合

レバー式の蛇口とは、レバーを上げ下げする方向によって冷水と温水が切り替えるタイプのことです。

 

レバー式の蛇口から水漏れが起きた場合は、まずは以下の部分を確認しましょう。

 

レバー式の蛇口から水漏れが起きた際に確認する箇所

  • 蛇口の先端
  • ハンドルの下
  • レバーの付け根
  • 偏心管と壁の隙間

 

ハンドル式の蛇口と同様に、メーカーや製品によっては上記以外の箇所が原因で水漏れが起きる可能性もあるので注意しましょう。

水漏れによりフローリングが水浸しになった際の対処法

家電や蛇口からの水漏れが原因で、フローリングが水浸しになってしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。

 

フローリングが水浸しになっている原因が分からないと不安になりますし、すぐに片づけたいものですよね。

 

水漏れによりフローリングが水浸しになった場合は、以下のような流れで対処しましょう。

手順①水漏れの原因を特定して応急処置をする

フローリングが水浸しになっていた場合は、まずはエアコンや冷蔵庫などの家電の近くや水回りを確認して水漏れの原因を特します。

 

どこから水漏れが発生しているのかが判明したら、水漏れの被害がこれ以上大きくならないように応急処置をしましょう。

 

たとえば、水漏れの原因が冷蔵庫の場合は電源をオンにする、水回りの配管が破損している場合はビニールテープで巻くといった方法が効果的です。

手順②雑巾やタオルで水を拭き取る

水漏れの原因を特定して応急処置をしたら、フローリングに溜まっている水を雑巾やタオルで拭き取ります。

 

水を拭き取った雑巾やタオルをバケツの上で固く絞る作業を繰り返して、 フローリングに溜まっている水をなくしましょう
もし、雑巾やタオルでは対応できないほど溜まっている水の量が多い場合や、範囲が広い場合は、水切りワイパーやモップを使うことをおすすめします。

手順③新聞紙で水気をしっかりと拭き取る

フローリングに溜まっている水を雑巾やタオルで拭き取っても、フローリングの表面にはまだ水気が残っています。

 

そのため、吸水性の高い新聞紙を使って、フローリングに残った水気を徹底的に拭き取ります。
もし、新聞紙がない場合は乾いたタオルや雑巾を使いましょう。

 

また、窓やドアを開けて部屋の風通しをよくすることや、除湿剤やドライヤーなどを使うことで素早く水気を飛ばすことができます。

フローリングの水漏れを放置することによるリスク

フローリングの水漏れの状態がそこまで酷くない場合だと、「これくらいの水漏れだったら放置してもいいや」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、フローリングの水漏れを放置してしまうと大きなリスクが生じることがあるのです。
具体的には以下のようなリスクが生じるため、水漏れを確認した際は、速やかに対処することをおすすめします。

リスク①害虫の発生

フローリングの水漏れを放置することによるリスクのなかでも、特に有名なものは害虫の発生です。

 

害虫のなかには水気を求めて行動するものが多いため、水漏れを放置することでゴキブリやチャタテムシなどの害虫が繁殖しやすくなります。

 

また、水漏れを放置することによって木材が湿ると、湿った木材を好物としているシロアリが寄ってくることもあります。
シロアリは個人では駆除が難しく、生活に被害がでる恐れがある害虫のため、被害を出さないためにも速やかに水漏れは対応したほうがよいでしょう。

リスク②フローリングの腐敗

木材が湿った状態を放置すると、木材を腐朽させる「木材腐朽菌」が繁殖することがあります。

 

温度や湿度、使われている木材の種類によって腐敗する期間は異なりますが、早ければ1年ほどで原型が保てなくなるといわれています。
高温多湿になっている場所や使われている木材が古い場合は、より腐敗が進みやすくなるため、こまめに部屋の空気の入れ替えやメンテナンスを依頼することを意識しましょう。

リスク③カビの発生

フローリングの水気を放置することで木材が湿った状態が続くと、カビが発生することがあります。

 

カビは湿気が高く日光が当たりにくい場所に繁殖しやすいため、床下や部屋の隅にカビが生えることも珍しくありません。
カビが生えると、床や壁の色が黒く変色するだけではなく、カビ特有の生臭いニオイによって健康に被害がでることも考えられます。

 

カビは日光があたる場所や湿気が低い場所には発生しにくいので、こまめに部屋の空気の入れ替えることやカーテンを開けて日光を取り入れるようにしましょう。

フローリングの水漏れに対して有効な保険とは?

水漏れによってフローリングに被害が出た際は「火災保険」「個人賠償保険」などの保険が適用されることがあります。

 

ただし、すべての水漏れのトラブルに対して保険が適用されるわけではありません。
自分の過失によって生じた水漏れや部品の劣化による水漏れなどは、火災保険が適用されないことがあります。

 

たとえば、給排水設備が破損したことによって生じた水漏れや、隣の家が火事になった際に鎮火活動によって生じた水漏れなどは火災保険が適用されます。
しかし、水を出しっぱなしにして外出したことによる水漏れや、冷蔵庫の故障による水漏れなどは火災保険が適用されないため注意しましょう。

フローリングの水漏れは原因の特定と速やかな対処が重要

いかがでしたでしょうか。

 

フローリングが水浸しになった場合は、まずは水漏れが起きた原因を特定して、水を迅速に拭き取りましょう。
水漏れの主な原因には、家電や蛇口周りの故障や部品の破損などが考えられます。

 

また、水漏れによってフローリングが水浸しになった状態を放置すると、害虫が繁殖することやフローリングが腐敗することがあります。
そのため、速やかにフローリングの水を取り除いて、清潔な状態を保つようにしましょう。

 

水漏れを直すため、個人で対応しようとすると思わぬトラブルに発展する場合もあります。
家電や蛇口周りのトラブルは個人では対応が難しい場合があるので、まずは業者に修理を依頼することをおすすめします。

 

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