下水つまりに対して有効な対処法を紹介!

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下水つまりが発生すると、悪臭の原因になるなど非常に不衛生な状況を作り出してしまうため、早期に解消したいところです。
下水つまりを解消する方法はいくつか存在するため、自分に合った方法を選択することをおすすめします。
そのため今回は、下水つまりの対処法を4つに整理して解説します。下水つまりに悩まされている方は、ぜひともご参考にしてみてください。

下水の基本的な構造 

私たちが「下水」と言っているのは、ご自宅の水回りにある排水口から排水管、排水ます、そして下水管までの一連の流れについてでしょう。 

床上にある配管が排水管、床下にある配管が下水管と呼ばれるのが通常です。 私たちの自宅で出た汚水は、キッチンやトイレなどの各水回りにある排水口から、排水管に流されます。 そして排水管の途中にある「排水ます」と呼ばれる設備を通過し、その後公共ますを通過して下水本管へと流れていくのが通常の流れです。 

下水管は一般的に塩ビ管と呼ばれる塩化ビニール素材のパイプが使われていますが、古い集合住宅などでは鉄管が使用されていることもあります。
鉄管はサビによる劣化が進むと穴が開いて漏水につながったり、サビによって管内が狭くなってつまりやすくなったりします。 そのため、鉄管と比較すると問題が発生しやすい種類だといえるでしょう。 

 下水管はマンションなどの集合住宅の場合、各戸から排出された下水は「縦管」を通って上から下へ勢いよく流れるため、つまりの原因が堆積しづらいと言えるでしょう。しかし戸建ての場合、建物の高さが広いため「横管」の割合がどうしても多くなってしまい、つまりが発生しやすくなると考えられています。 

下水のつまりによるトラブル 

下水がつまってしまうと、以下のようなトラブルの発生が考えられるでしょう。

・下水が逆流する
・下水の悪臭が充満する
・つまりが奥に行ってしまい、下水管の修理・交換が必要になる
・つまりがひどくなり、各設備が使えなくなる 

下水管をつまったままにしてしまうと、排水ますから先へ汚水が流れなくなってしまうため、下水が逆流する可能性があります。
下水が逆流すれば衛生的な問題が非常に大きく、健康被害などにつながってしまう可能性も考えられるでしょう。 

また、逆流しなかったとしても下水の汚臭が屋内外に充満してしまえば、快適な生活は難しくなります。 

下水のつまりは放置しておくとどんどん奥へと進んでいってしまい、最悪の場合は下水管を取り出して修理・交換しなければならない可能性もあるでしょう。 高圧洗浄機などを使用して解消できるレベルであればまだよいのですが、最悪の場合は重機を使って掘り起こす必要もあるのです。

それほど状態が深刻なものになれば、各水回り設備が使えなくなることも考えられます。 また、工事にかかる費用も高額が予想されるため、全く良いことがありません。
そのため、つまりを発見したら放置せず、早期に業者へ相談するようにしましょう。 

液体パイプクリーナー等の薬品

市販の液体パイプクリーナーを活用することで、軽度のつまりであれば充分に解消することが望めます。

基本的には水気の無い状態の排水口に向かって散布し、時間を置いて薬品を洗い流すような使い方が一般的です。家庭用のパイプクリーナーだけでなく業務用の品もあり、さらに強力な効果が期待できますが、人体へ悪影響を及ぼすため、ゴーグルや手袋の着用と換気は必ず行いましょう。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシを使用してつまりを解消する際には、以下のような手順で行います。

1.排水口のフタを外す
2.ワイヤーブラシを差し、つまりに届いたら削るように回転させる
3.貫通したら水を流す

奥の方でつまりが発生している場合には有効ですが、比較的長い作業時間が必要です。また、ある程度のコツも必要な点には注意しましょう。
あくまでも、応急措置として利用することをおすすめします。

高圧洗浄機

しつこいつまりの時には、高圧洗浄機を使った対処法も考えられます。
以下に高圧洗浄機の使い方を紹介します。

1.屋外の下水管に洗浄用パイプホースを1m弱程度差し込む
2.徐々に水圧を挙げながら、少しずつ奥を洗浄する
3.汚水が出なくなるまで続ける

上記を行い、つまっていたところのつまりが解消されたかどうかを確認しましょう。ただし、高圧洗浄機の使用は難易度が高いため、無理をせず専門業者に連絡することをおすすめします。

真空式家庭用パイプクリーナー

真空式家庭用パイプクリーナーは、一般家庭のトイレのつまり解消などによく使用されるラバーカップの効果をさらに高めた道具です。

ラバーカップよりも吸引力が強く、下水つまりを強力に解消してくれます。
排水口にカップを押し当て、ハンドルを上下することで使用します。
特に水溶性の物質がつまってしまった場合には、有効な対処法の1つだと言えるでしょう。

ご自身では直せない下水のつまりのケース 

ご自身では直せない下水のつまりの場合は、業者に連絡して対応を依頼します。 

具体的に「こうしたケース」と定義するよりは、今回紹介した対処法を取ることが難しいと感じたケースの全てを指すと考えるべきです。 客観的には簡単に解消できそうだと判断したとしても、もし自分には無理そうだと判断すれば業者に依頼すべきでしょう。 

専門業者は、高圧洗浄機や電動ワイヤーなどの機器を使い、つまりの場所や症状に合った対処方法を取ってくれます。
高圧洗浄に関しては、つまりが深刻化してしまう前の定期的な管内洗浄においても有効な手段です。 もしつまりを未然に防ぎたいのであれば、定期的に依頼をするもの1つの手でしょう。
「自分では対処できそうにない」と判断したら、遠慮をせずに早期に業者へ依頼しましょう。夜間や土日祝日でも、365日対応している業者は多数存在します。 

下水つまりの対処法を試してみましょう!

いかがでしたでしょうか?
下水つまりは様々な方法で解消できますので、ご自宅に合った方法で実践してみていただけたら幸いです。

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