お風呂の排水口がつまる原因とは?自分で実践できる対処法
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この記事をご覧いただいている方は、お風呂の排水口がつまったことで困っているという状況にあると思います。
そこでこの記事では、お風呂の排水口のつまりが起きる原因と対処法を解説します。
排水口のつまりを少しでも早く直したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
お風呂の排水口がつまる原因
お風呂の排水口がつまる原因を理解するために、まずはお風呂の排水口の仕組みについて知っておきましょう。
お風呂で使った水やお湯は、排水口から排水管をたどって外へ流れます。
排水口と排水管の間には、水を貯めこむ「排水トラップ」と呼ばれるものが設置されており、下水のにおいや虫が登ってくるのを防ぐ役割を担っています。
お風呂でつまりを起こしやすいのが、この排水トラップです。
では、上記の仕組みを理解したところで、お風呂で排水口がつまる3つの原因を解説します。
原因①髪の毛
1つ目の原因として考えられるのが髪の毛ですが、つまりの原因としてはもっとも多いです。
短い髪の毛であればつまることも少ないですが、女性の長い髪などはつまりやすいです。
原因②垢や石鹸カス
2つ目の原因として考えられるのは、垢や石鹸カスです。
垢や石鹸カス単体でつまりを起こすことはあまり多くありません。
しかし、排水口につまっている髪の毛に絡まることでつまりを悪化させることが考えられます。
また、垢を発生させる主な成分はトリートメントやメイク落としの油分などで、石鹸カスを発生させる主な成分はシャンプーです。
つまりが起きた状態のままシャンプーなどを使い続けると、さらに石鹸カスが発生することとなり、つまりがひどくなる可能性があります。
そのため、つまりが起きたら早めに対処することが望ましいです。
原因③おもちゃやヘアゴムなどの異物
3つ目の原因として考えられるのは、おもちゃやヘアゴムなどの異物です。
家庭に子どもがいる場合は、おもちゃの小さな破片が排水口をつまらせている可能性もあります。
また、お風呂場でヘアゴムを誤って排水口に落としてしまうことでつまらせてしまうことも考えられます。
排水口のつまりやすい4つの箇所
ひとくちに排水口といっても、お風呂の水が排水される場所は多岐に渡り、排水口のなかでもつまりやすいところと、つまりにくいところが存在します。
ここでは、排水口のつまりやすい箇所を4つ紹介します。
排水口のつまりやすい箇所
- 排水トラップ
- 排水管
- 浴室の排水栓
- 洗い場の排水口
お風呂でもっともつまりを起こしやすいのが排水トラップですが、排水トラップと排水管はつまりを解消するのが難しい場所です。
無理に対処するとかえって悪化させることが考えられるので、つまりが発生しないようにこまめに掃除することが望ましいです。
反対に、浴室の排水線や洗い場の排水口のつまりは比較的簡単に解消できます。
お風呂の排水口のつまりを解消する5つの方法
排水口がつまる原因とつまりやすい場所を理解したところで、次はつまりを直す方法を見ていきましょう。
以下に、つまりを解消する5つの方法を紹介します。
解消法①洗い場の排水口を掃除する
1つ目の解消法は、洗い場の排水口の掃除です。
特別なことをせず、掃除を行うだけでもつまりが解消できることも多いです。
お風呂の洗い場の排水口は、排水ピース、封水筒、ゴミ受け、そして排水カバーで構成されています。
掃除の流れとしては、まずは各パーツを取り外してください。
次に歯ブラシや掃除用のブラシなどで各パーツの汚れを落とします。
その際、髪の毛や異物が絡まっているようであれば、ビニール手袋やゴム手袋、ピンセットなどで取り除きましょう。
各パーツをきれいにできたら、取り外したときと逆の手順で取り付ければ完了です。
解消法②ワイヤーハンガーで排水管の汚れを取る
2つ目の解消法は、ワイヤーハンガーで排水管の汚れを取る方法です。
排水トラップや排水管といった排水口の内部でつまりが起きている場合、ワイヤーハンガーで解消できる可能性があります。
手順としては、まずワイヤーハンガーの形を棒状に変形させてください。
ワイヤーでできているので、自由自在に形を変形できます。
次に変形させたハンガーを排水トラップや排水管につっこみましょう。
つまりの原因となっている髪の毛や異物を取り除くように擦ってみてください。
そうすると、水の流れがよくなってつまりを解消できる可能性があります。
解消法③ラバーカップで浴槽のつまりを取る
3つ目の解消法は、ラバーカップで浴槽のつまりを取る方法です。
ラバーカップはトイレのつまりを直すために使われることが多いですが、浴槽のつまりを解消するためにも使えます。
ラバーカップの使い方は、トイレでつまりを直すときと変わりません。
まず、浴槽の排水栓にラバーカップを当ててください。
しっかりと当て込んだら、ゆっくりと押して引き上げる作業を繰り返しましょう。
その際、勢いよく押したり引き上げたりすると、排水口が壊れてしまう可能性があるので気をつけてください。
解消法④パイプクリーナーを使う
4つ目の解消法は、パイプクリーナーを使う方法です。
パイプクリーナーとは、排水口のつまりの原因となる汚れや垢を溶かす成分を持つ薬品です。
汚れや垢だけではなく、つまった髪の毛も溶かしてくれます。
パイプクリーナーの使い方は非常に簡単です。
まず、排水口にパイプクリーナーを適量流し込み、15~30分程時間をおいてください。
所定の時間が経ったら、あとは水を流し込むだけです。
最後に水の流れ具合を確認し、つまりを解消できているかを見ておきましょう。
なお、パイプクリーナーはプラスチックを溶かすことができません。
そのため、パイプクリーナーを使って解消できない場合は、プラスチックのものが詰まっている可能性を疑ったほうがいいかもしれません。
解消法⑤重曹とお酢を使う
5つ目の解消法は、重曹とお酢を使う方法です。
パイプクリーナーがない場合は、重曹とお酢で代用できます。
使う割合としては、重曹2に対してお酢1です。
手順としては、最初に重曹を排水口に流し込んでください。
そうすると、徐々に泡が立ち始めるので、そのタイミングでお酢を流し込みます。
1時間ほど時間を空けたら、パイプクリーナーのときと同様に、水を流し込んで終わりです。
なお、パイプクリーナーは手につくと油分が吸い取られて危険ですが、重曹とお酢はそのような危険がないので気軽に使用できます。
お風呂の排水口のつまりを直す際の注意点
これまで紹介したつまりの解消法を実践するときには、慎重に行ってください。
特に排水口の内部は目に見えない部分なので、下手に直そうとするとかえってつまりを悪化させることにつながりかねないからです。
たとえば、ワイヤーハンガーを排水トラップや排水管に差し込むときは注意が必要です。
ワイヤーハンガーを乱暴に扱うと、トラップや管に傷ができ、いたんでしまう結果水漏れが生じるリスクがあります。
自分で直すことに自信がない場合は、専門の修理業者に依頼して直してもらうことをおすすめします。
修理業者の選定方法に関しては、こちらの記事でご紹介しています。
誰もが気になる料金相場も併せて解説していますので、ぜひご参照ください。
お風呂の排水口のつまりを予防する方法
お風呂の排水口のつまりを起こさないためには、定期的に掃除するほかありません。
排水口のつまりは、髪の毛にトリートメントの油分や石鹸カスが絡まることで発生することが多いです。
そのため、定期的に排水口を掃除していれば、排水トラップや排水管で髪の毛がつまることもなくなります。
掃除は1週間に1回程度の頻度で行うことが望ましいです。
お風呂の排水口でつまりを起こさないためには定期的に掃除をすること!
つまりの主な原因は、髪の毛、垢や汚れ、おもちゃやヘアゴムなどの異物です。
つまりが起きたときは、まずは排水口の掃除をしてみましょう。
それでも解消できない場合は、ワイヤーハンガーやラバーカップ、パイプクリーナーなどを用いて対処してみてください。
ただし、自力で直そうとすると、場合によっては事態を悪化させるリスクもあるので、自分で直すことに自信がない方は専門の修理業者を呼んで対処してもらいましょう。
水漏れ修理業者ランキングでは、首都圏でおすすめできる水回りの修理業者を紹介しています。
お風呂のつまりでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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